災害列島 命守る避難所 日本VSイタリア

2019/04/11
 
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今年も西日本豪雨災害、先日の北海道胆振東部地震など大きな規模の自然災害が立て続けに起きてきています。


これからも、南海トラフ・東南海・東海・首都直下型地震や台風などによる水・風災害など考えるだけでも恐ろしいですね。





ニュースなどでは災害後の被災した方たちの避難所での大変な様子が連日映し出され、「避難所とはこういうもの」という認識でしたが日本と同じく地震大国イタリアでは避難所事情は日本とは大きく違うようです。



日本の災害直後の避難所光景


日本の避難所は地域の学校の体育館などが多いですが、体育館の多くは断熱構造ではありませんので、夏暑く、冬は寒いです。冬などは床からの冷気がそのまま伝わってきます。

また避難所では最初は、床にそのままブルーシートをひき、毛布をかけて寝ます。しかも雑魚寝スタイルです。
1週間ほどで、やっとクーラーや仕切となるカーテン、ダンボールベッドなどが整いますが、それでも快適とはいえない状態です。





避難所の食事も被災した直後はしばらく、おにぎりだけなど、かなり我慢しなくてはいけない状況が多々あり、不安に追い打ちをかけますね。


イタリア洪水被害


イタリアも日本と同じく地震大国といわれ、これまでにも噴火や地震、水害による大被害を受けてきた歴史があります。


ただイタリアでは災害が起こった後の被災者に対するサポートの動き・避難所の様子は、日本とは大きく違います。

イタリアでは災害が起きた後、避難所に最初に3つのものがいち早く届きます。朝地震が起こったら、夕方にはこの3つが到着することを目指しているようです。その3つとは…….


①広くてきれいなトイレ

清潔でかなりゆとりのあるトイレ



被災後4時間以内に困るのはトイレです。
日本では避難所に仮設トイレが到着するのは平均して4日後だそうです。

イタリアではいち早く即日に、普段の生活と変わらないような仮設トイレが用意されます。



②炊き出し用のキッチンカー

広々したキッチンカー。冷蔵庫もかなりの大きさ。


この巨大キッチンカーでは、なんと1台で1時間に1000食作れます。

食事は、普段の食事と変わらないペンネやパスタ、数日たつと食事がフルコースに近づいてきて種類が増え、ワインが出ることも。

非常事態が起こると、イタリア全土からシェフが集合して炊き出しをするので美味しい食事を被災直後からとることが出来るそうです。



③ベッド




まずイタリアでは避難所の中に室内でも特大テントを張り(1つのテントの設営時間はたったの5分)テントの中にも仕切を作ってベッドを設置します。

最初は、簡易ベッドですが、1週間もすれば、マットレス付きのベッドになります。



イタリアの避難所室内に設置される巨大テント


被災後、トイレ・キッチンカー・ベッドが素早く避難所に運ばれ、トイレはもちろん、ベッドと食事の場所も全て別の場所に設置されます。

衛生面だけでなく、被災生活が日常生活とかけ離れたものにしないための配慮がいたるとこに組み込まれています。


なぜ日本とここまで違ってくるのか?


災害後に動くシステムが大きく違うようです。

日本では災害が起きた時まず市町村などの自治体で対処しなくてはいけないのですが、イタリアでは、災害が発生すると国の※市民保護局という災害担当の機関が迅速に指示を出し動きます。

だから早いんですね。
※市民保護局 災害後12時間以内に動くことができます。





イタリアでは食料・避難所運営・ロジスティックについて事前に訓練を行った専門の民間ボランテイアが、現在訓練終了者80万人以上いるそうです。

会社なども、社員が「ボランテイアをするために休みたい」というとそれを拒めない法制度があり、国をあげて災害に向き合う体制が整っていることがわかります。






災害大国 日本。
阪神大震災、東日本大震災を経験しているにもかかわらず、なかなか日本の災害後の避難所環境に大きく改善はみられません。

早く、国 に気づいて動いてもらうことを願います。無理そうですが………



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